跪いて靴をお舐め

• 03/15/00:13

ぐわらん、ぐわらん、ぐわらんどう。




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あたしの思いが、現実の速度についていけなくて


ぺたりぬるりと跡をつけながら、引きずられていく。


本当にそんな世界にいたかったのか



たくさんの贅沢に囲まれて、そのモノ達に微笑みかけているあたしは




虚栄か、安寧か。





追いかけていた未来か。

追いかけられた未来か。


手を伸ばしてつかめてしまう命を


守り抜ける強さを、




持っているのか、もっていけるのか。




苦しまないの？

この選択肢に。



後悔しないの？



生きていく途を。



目をつぶって歩いてきたから



立ち止まって振り向いたら




どこからきたのか、もう、分からない。





「でぐち」と書かれた看板は



もう字がかすんで、いつごろ書いたものなんだろう。




1から100まで、連番だったはずなのに





握っている札には、飛び飛びの数字しか書いていなくて



ゴール目前で、足踏みをしてしまう。






飛び越えられるのか、あたしに。





ひどく息苦しい。



 

• 08/06/17:42
• ねおん
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